《SEO初心者なら必見》クロールって何!?リンク磨きとお掃除
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公開日:2024年8月29日
最終更新日:2024年8月29日
目次
はじめに
ウェブサイトのパフォーマンス向上とSEO対策には、検索エンジンのクローラー(ロボット)が効率的にサイトを巡回できる環境を整えることが重要です。本記事では、初心者にもわかりやすく、クロール効率を高めるための具体的な方法を紹介します。
「robots.txt」を使う
「robots.txt」は、検索エンジンのロボットがサイトにアクセスした際に最初に見るファイルです。このファイルを正しく設定することで、ロボットにサイト内での行動指示を出せます。
「robots.txt」でできること
「robots.txt」ファイルには、以下のような指示を設定できます。
- 特定のロボットへの指示: GoogleやBingなどの特定の検索エンジンロボットに対して指示を出せます。
- サイトマップの指定: ロボットにサイト全体の地図(サイトマップ)を教えることができます。
- 特定のページの巡回禁止: 管理画面など見せたくないページへのアクセスを禁止できます。
「robots.txt」の設置メリット
「robots.txt」をルートフォルダ(サイトの一番上のフォルダ)に設置することで、無駄な巡回を防ぎ、ロボットが重要なページを優先的に巡回できるようになります。
サイトマップ「sitemap.xml」の利用
「sitemap.xml」は、ロボットに対してサイト内の全ページの情報を提供するファイルです。これにより、効率的にページが検索エンジンに登録されます。
「sitemap.xml」の利点
「sitemap.xml」は、ページの「更新日」「更新頻度」「重要度」などの情報をロボットに伝えます。これにより、新しいページや更新されたページが速やかに検索エンジンに登録されます。
サイトマップ生成ツール
以下のツールを使うと簡単に「sitemap.xml」を作成できます。
- sitemap.xml Editor
- Website Explorer
FlashやJavaの使用に注意
検索エンジンのロボットは、ページの上部にある情報を重要視します。FlashやJavaはロボットが読み取りにくいため、重要な情報はHTMLで記述し、これらの技術は控えめに使用することをおすすめします。
FlashとJavaの適切な配置方法
- Flash: 重要な情報やナビゲーションメニューに使用しないようにしましょう。代わりにHTML5を使うと良いです。
- Java: ロボットが読み取れない場合が多いため、重要なスクリプトは極力避け、HTMLでの代替手段を用意しましょう。
無料アクセス解析ソフトの利用に注意
多くの無料アクセス解析ソフトやアクセスカウンターには、外部へのリンクが含まれており、ロボットが外部に流れてしまう可能性があります。これを防ぐために、リンクに「nofollow」を追加しましょう。Google Analyticsはこの問題を含まないため、安心して使用できます。
リンクジュース(不必要なリンク)を防ぐ方法
- nofollow属性の使用: 外部リンクに「rel="nofollow"」属性を追加することで、ロボットが外部サイトに流れるのを防げます。
- 信頼できるツールの利用: Google Analyticsなど、信頼性のある解析ツールを使用しましょう。
SEO阻害要因の除去
URLの正規化
同じ内容のページが「wwwあり」と「wwwなし」でアクセスできる場合、どちらかに統一する必要があります。.htaccessファイルを使用して、301リダイレクトを設定しましょう。
正規化ツール
以下のツールを使うと、簡単に.htaccessファイルを作成できます。
リンク切れの解消
リンク切れは検索エンジンの評価を下げる原因となります。定期的にチェックし、修正することが重要です。
ページ表示速度の改善
ページの表示速度は、検索エンジンのランキングに影響します。表示速度が1秒遅れると、顧客満足度やコンバージョン率が低下するため、定期的にチェックし、改善を行いましょう。
表示速度の重要性
以下の調査結果があります。
- 顧客満足度が16%低下
- ページビューが11%低下
- コンバージョンが7%低下
これらの結果から、ページ表示速度の改善がいかに重要かが分かります。
表示速度チェックツール
- PageSpeed Insights: Google提供のツールで、モバイルとPCの表示速度を分けてチェックできます。具体的な修正指示も提供されるため、非常に使いやすいです。
- WEBPAGETEST: 詳細な分析が可能で、表示速度の改善ポイントを具体的に示してくれます。
- pingdom: シンプルなインターフェースで、簡単にページ速度を測定できます。
- GTmetrix: 豊富な機能と詳細なレポートで、表示速度の改善に役立ちます。
これらのツールを活用して、ページの表示速度を最適化し、ユーザー体験を向上させましょう。
まとめ
クロール効率を高めることで、検索エンジンからの評価を向上させることができます。「robots.txt」と「sitemap.xml」を適切に活用し、URLの正規化やリンク切れの修正、ページ表示速度の改善などを行うことで、サイトのパフォーマンスを最大化しましょう。これらの対策を継続的に実施することで、検索エンジンからの評価が向上し、ユーザー体験も向上します。